ホンダ N-BOX スロープ仕様
旧型では、開発の企画段階から車いす仕様車を作ることを想定して開発されたN-BOX。特に車いすを載せないときはスロープを床に沿って畳めたのは当時としては珍しかった。
今でもたいていの車いす仕様車はリアゲートに沿って、つまり垂直にスロープをしまうが、これだとリアゲートを開けて荷物を入れようとするとスロープが邪魔になる。それを解決したのが旧型N-BOXの車いす仕様車だった。
2017年9月にフルモデルチェンジしたN-BOXに、福祉車両が登場したのは2018年4月。旧型の使いやすさを、さらに進化させている。
▲新型のN-BOXスロープ仕様。電動ウインチやスロープを折り畳める旧型の良さはそのままに、使い勝手をさらに向上させた
▲旧型N BOXの車いす仕様車。スロープが斜めに収まるため、その上にボードを備えて床を平行にする手間が必要だった
▲新型N-BOXはスロープがこのように平行に収まるので、ボードをいちいち備える必要がなくなった
▲旧型では後席を畳むにはヘッドレストを抜く必要があったが、新型ではそのまま畳めるようになった
その他、車いすの人用のグリップの角度調整が簡単になるなど細かい改良が重ねられている。